台風災害の被災現場より報告と課題検証

2月12日㈭衆議院会館にて、本来であれば11月に3日間の研修で行う予定だった災害ボランティア議員連盟研修が、9月~10月の台風災害を受け延期になり、改めて開催されました。

大島、千葉県、福島県。

大島は東京都なので、「電線共同溝」による無電柱化着手することになりました。

無電柱化は景観は良くなるし、台風の時は停電にならずに済むかもしれませんが、大震災の時にはどうなのでしょう。阪神大震災の時に電気は1週間で復旧できましたが、地下に埋まってしまったらどうなのでしょう。

右のほうにいます。

皆さんと記憶に留めておくためにも佐倉市の昨年の被害状況を簡単に記しておきます。

9月8日㈰~9日㈪ 台風15号 7日㈯は市内中学校の体育祭でした。台風に当たらなくて本当に良かった。

停電24,000件 一部損壊700件以上

10月12㈯~13日㈰ 台風19号 佐倉の秋祭りも中止になりました。

15号がひどかったため、1179人という佐倉市では過去最高の避難者数となりましたが、直撃は免れましたね。

10月25日㈮ 台風21号に伴う豪雨

道路冠水61件 土砂崩れ118件、道路破損77件、床上浸水18件、床下浸水50件

佐倉市の水害は印旛沼の推移管理によるところが大きく、通常印旛機場から利根川へ排出されます。

印旛機場からの排出だけでは間に合わない場合、大和田機場から花見川を経由して東京湾へ排出されます。

加えて鹿島川、高崎川では消防団が排水作業に尽力しましたが、印旛沼の水位が下がることはなく、大規模な浸水が発生しました。

メディアでもお馴染みの防災システム研究所所長の山村武彦氏。

皆さんが知っている避難訓練て、災害が起こった時の訓練で形式的なものが多いですよね。

災害時に命を守るのは「事前の備え」なんですよ。耐震・家具の固定・備蓄など、啓発のみで個人に委ねられている防災意識をどうすれば高められるのか。私の疑問にヒントをいただきました。

今回の2月議会では台風被害の振り返りとして倒木対策や非常電源、上志津一区の調整池、福祉避難所、避難所外避難、連携協定や受援計画、地域防災計画の見直しなどについて質問していく予定です。