成田空港機能強化に伴う佐倉市の施策について・市街化調整区域の規制緩和による定住先の確保

 佐倉市は首都圏近郊という地理的優位性に加え、歴史・文化・自然環境を有する一方で、将来を見据えた産業基盤の強化や、安定した税収確保、若い世代の定住促進が重要な課題となっております。特に、成田空港の第3滑走路による機能強化(2030年3月以降完成予定)は、千葉県北総地域のみならず、広く周辺自治体にとっても大きな可能性を秘めたプロジェクトでもあります。航空物流の拡大や関連産業の集積は、新たな企業誘致や雇用創出につながるものであり、佐倉市としても、その波を的確に捉え、地域の発展につなげていく戦略が求められております。

 成田空港機能強化に伴う雇用増を見据えた住宅確保については、約3万人とも言われる成田空港の機能強化に伴う雇用の増加及び居住需要の拡大について、佐倉市ではどのような影響があると認識しているのか。今後空港関連次従事者やその家族が佐倉市を定住先として選択する可能性について貪欲に考えていかなければなりません。

・波及効果は空港内にとどまることなく、周辺地域への企業進出など、広範かつ多面的に及ぼされる

・定住人口の観点では、周辺に進出する企業の従業員やその家族を加えると、想定される空港内従事者3万人を遥かに超える需要が生ずる

・佐倉市は空港従事者アンケートで、住宅価格の水準が妥当であり、都心にも出やすいことから居住地として3位に挙げられている。

 これを踏まえると、佐倉市は大きなポテンシャルを有している一方、住宅供給の面では市街化区域だけでは将来的な需要増に十分対応できるのか疑問です。市街化調整区域について「市街化を抑制する区域」という従来の考え方に加え、定住促進や働く人の生活を支える住宅の受け皿として一定の役割をもたせる必要があると考えます。また都市計画法第34条の活用や地区計画等により、市街化調整区域においても計画的・限定的に住宅立地を認めることについて、特に既存集落・住宅区域内、公共交通へのアクセスが一定程度確保されている区域、生活インフラが整っている区域において、住宅供給を可能とする規制緩和を検討する余地があると考えます。

 今回ようやく「鉄道駅周辺の市街化調整区域におきましては、開発許可制度や地区計画制度などを活用し、土地利用の誘導を図るとしており、住宅地の整備につきましては、土地区画整理事業などの活用により対応してまいりたい」という答弁がり、駅周辺の市街化調整区域に関しては宅地を整備する方向性が打ち出されました。