オーガニック給食の導入と第3子以降の給食費の無償化どっちがいい?

 1月から3月までの幼保・小中学校の給食費の無償化を提案し、実現しました。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の使い道として、所得制限等に関わらず一律に子育て世帯の物価高騰対策を実施したかったためです。千葉県の第3子以降の給食費無償化の事業と重ねて財源を確保することができました。

 オーガニック給食に関しては、どうしても価格が高くなりますので、その分を市で補てんする必要があります。いくら無農薬食材を導入しても、その分給食費に転嫁されてしまっては保護者に歓迎されるわけはありません。佐倉市はその財源も生み出していかなけれななりません。

 そんななか、今回千葉県が提示した第3子以降の給食費無償化は賛同はするものの、財源は県の予算で全額を担って欲しかったです。自分の自治体だけやらないというわけにはいきませんからね。ただ、本当に財源が厳しい自治体が実施できなかった場合、県内に格差を生んでしまう事になります。

 千葉県はいすみ市をはじめ、佐倉市、匝瑳市、木更津市、山武市など、オーガニック給食に取り組んでいたり、オーガニックビレッジに手をあげる自治体が多い県でもあります。ぜひオーガニック給食の価格向上分を県には予算化することを求めたいと思います。千葉県の農業自体が国の求める有機農業の取り組み面積25%のうち一定の割合を占めるというのも千葉県にとってとてもメリットのあることだと思います。