防災 電力ボランティア登録制度・ペット防災
徳永:千葉県の災害時における電力ボランティア登録制度についてお伺いします。外部給電機能を有するEV車や小型発電機をお持ちの県民、企業の方のうち、制度の趣旨に賛同していただける方に事前に登録していただき、災害時に避難所等で電源を供給していただく制度です。この千葉県の制度は、発災時に、例えば佐倉市で大規模停電が発生した際にどのようなプロセスで活用されるのか、他市にまたがる広域停電の場合、佐倉市の登録者は優先的に佐倉市で活用させていただけるのかなど、詳細について。
危機管理部長:電力ボランティア活用の流れにつきましては、大規模な停電が長時間続く場合などにおいて、市町村からの要請により千葉県から登録者への活動協力の依頼が行われ、登録者による避難所等での給電活動が行われるものです。登録者の活動場所につきましては、地理的に活動場所に近い登録者の派遣が想定されております。
徳永:県内で基礎自治体独自に登録制度を設けている市町村はあるか。
危機管理部長:県内では千葉市が同様の制度を実施していることを確認している。
徳永:市民のペット保持率に比べて、災害時にどうすればいいのか、あまり周知されていないように思いますが、佐倉市防災ガイドブックにはペット防災に関する記載がほとんどないようです。小さくありますが。佐倉市防災ガイドブックは、随時更新が必要ですけれども、今後ペット防災についての記載を充実させるべきではないか。
危機管理部長:近年ではペットを飼育する家庭が多く、ペットの防災に対する関心も高いものと認識しております。今後、防災ガイドブック改訂の機会を捉えまして、記載内容について見直してまいります。
徳永:避難所における課題で、認知度がまだまだ低い分野として、女性の視点での防災とペット防災があると思います。私は、女性の視点での避難所運営ガイドラインは、これも別に設けて、自主防の防災訓練等でも配付するなど、避難所開設訓練の推進と併せて取り組んでいくべきだと考えていますが、ペット防災もホームページだけでは分からないこともあり、環境省のリンクが貼られていますが、佐倉市ではどうなのだというところが市民の方の知りたいところとなります。女性の視点での避難所運営ガイドラインも、災害時のペットとの避難ガイドラインも、印刷するとまた予算がかかるので、ホームページに掲載して、必要な方が自分で印刷してもいいと思います。ただ、ペットに関しては、神戸市のような、今ご紹介できないのですけれども、三つ折りのリーフレットに概要をまとめて配布できるようにしたり、それを動物病院の窓口に置かせていただくなどすると非常に有効だと思います。ぜひ取組を求めたいと思います。
経済環境部長:ペット防災については、動物愛護を所管する環境省と千葉県において啓発を行っており、市はその周知に努めているところでございます。ご提案の動物病院でのリーフレット配架につきましては、内容や配架方法など精査が必要となるから、今後県や印旛地域獣医師会に意見、要望をしてまいります。