ベビーカーで安心して歩ける歩道の整備と通学路の安全確保
徳永:平成26年に見直しが行われた佐倉市幹線道路整備方針は、総合計画の中期基本計画に2025年から新たに計画期間が設けられると記載されていますが、どのように見直しが行われるのか。
土木部長:現行の佐倉市幹線道路整備方針は、主にⅠ級、Ⅱ級の幹線道路について、計画期間10年の整備スケジュールを示したものでございますが、全体的に遅れが生じております。今回の見直しにつきましては、計画期間を5年とし、その期間に事業化する路線を選定し、早期に整備可能な工法等もお示しして、成果が見える方針としてまいります。
徳永:上志津十字路から四街道上志津の県道、それに交わる水道道路などにおけるベビーカーの利用や、高齢者の生活動線の安全確保のための歩道の整備についてですが、2021年から2022年にかけて整備予定箇所となっていましたが、歩行スペースのみで、歩道の整備には至っていません。今後の整備予定について。
土木部長:市道Ⅰ―41号線の上志津十字路から市道Ⅰ―9号線までの区間につきましては、用地買収を伴う歩道の整備は時間を要することから、道路用地内の路肩の段差解消やカラー舗装による歩行空間の改善に取り組んでまいります。
徳永:先ほどこども政策課のところで取り上げたこども家庭庁のニーズ調査でも、ベビーカーで安心して通れる歩道の整備は高い割合を占めています。この歩道の整備について、新たな幹線道路整備方針にはどのように盛り込まれるのか。
土木部長:見直しをする幹線道路整備方針には、ベビーカーの利用にも配慮した歩行空間の整備について盛り込んでまいります。
●通学路の安全確保
徳永:土木部対応の通学路の安全対策は、実施を3つの段階に分け、第1段階と第2段階の78か所の合同点検の対策は令和4年度に既に完了していると思いますが、第3段階は土木部で実施した点検に基づく対策となっておりました。こちらに関してはどのように進めていくのか。
土木部長:令和5年度より、学校からおおむね200メートルの範囲内にある道路に接続し、安全施設が未整備である通学路を対象とした整備を優先的に実施している。なお、第1段階と第2段階に当たる通学路交通安全プログラムに基づく合同点検につきましては、3年ごとに行うこととしており、直近では令和6年8月末に実施。
(令和6年度通学路緊急合同点検 改善必要箇所一覧)https://www.city.sakura.lg.jp/material/files/group/58/R06TsugakuroKinkyuGodoTenkenHitsuyoukasyoIchiran.xlsx
**土木部で実施した点検に基づく通学路の整備計画は令和9年度までを予定しています。