2月議会一般質問
いろいろやってはいるのですが、議会の準備とコロナの自粛で、Facebookなどでもコロナ関連情報の発信のみとなっておりますが、月曜日から代表質問が始まり、私も昨日一般質問を行いましたのでご報告致します。
財政と佐倉市の今後の人口ビジョン、特に「転入超過数」と「合計特殊出生率」について取り上げました。答弁については未定稿の原稿が上がり次第追記します。
1.市長の政治姿勢について
・財政について
①令和2年度佐倉市当初予算におきましては、災害対応、会計年度任用職員の報酬等もあり、過去最高金額となりました。年々増え続けている経常的経費は新年度予算では375事業約421億円で10億円の増、政策的経費ともなる臨時的経費も217事業約93億4千万円が計上され17億円の増となりました。西田市長初の予算編成ということもあり、限られた財源の中でいかに8つの柱を実現させていくかといった予算組みでもあろうかと思います。第5次佐倉市総合計画の実現に向けて、今後まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定による補助金の確保等により、更なる政策推進が図られることと思いますが、どのような展望をお持ちなのか、お伺いします。
③予算編成における地方公会計の財務諸表の活用と固定資産台帳の更新はどのような状況か伺います。
→財政部という組織編成も提案されておりますので、今後債権管理の強化と合わせて公共施設等のマネジメントへの活用のみならず、日常業務の効率性向上にも繋げていただければと思います。
④財政調整基金の取り崩しについては19億円と当初予算では例年よりも抑制されておりますが、残高は22億円程度となり、令和元年度の執行残や地方債の償還財源はいくらになるのかはまだ明確ではありませんが、おそらく財調への積み立ては6億程度の見込みであることから、適正金額と言われる標準財政規模の10%も満たさなくなることが予想されます。今後の補正財源への影響はどのようにお考えでしょうか。
⑤平成28年度から継続して実質単年度収支がマイナスとなっており、これは財調の取り崩しが影響しているものと考えられますが、佐倉市の財政規模における財調の適正金額について。
(標準財政規模の10%から20%の額は、佐倉市では概ね30億円から60億円)
⑥平成29年に経常収支比率が98.3%となり、30年度は94.1%と改善が見られましたが、会計年度任用職員の人件費が増加することにより経常経費の占める割合が高まると、再び財政の硬直化が懸念されるところですが、どのように見込まれているかお伺いします。
・第2期佐倉市まち・ひと・しごと創生総合戦略について
続きまして、現在策定中の、第2期佐倉市まち・ひと・しごと創生総合戦略についてお伺いいたします。策定状況等につきましては既にご答弁いただいておりますので、私からは、現総合戦略の進捗状況と、人口ビジョンについてお伺いさせていただきます。
①初めに、現総合戦略の達成状況についてお伺いいたします。総合戦略の進捗状況につきましては、11月定例会の一般質問の中で取り上げられておりましたので、私からは、特に重要と考える指標の進捗状況についてお伺いいたします。現総合戦略は人口ビジョンに掲げた目標を達成するための取り組みを示すものであります。このことを考えますと、基本目標に設定した7つの指標のうち、「転入超過数」と「合計特殊出生率」は人口との結びつきが強く、目標人口を達成するうえで、特に重要な指標であると考えますが、目標値と直近の数値はどうなっているのかお伺い致します。
②指標の実績値を目標値に近づけていくためには、毎年度、実施した施策の効果を検証し、改善を図るPDCAサイクルを効果的に回していく必要があります。総合戦略では、産業界、行政機関、大学、金融機関、マスコミ等の有識者や市民公募委員で構成された佐倉市行政評価懇話会において、戦略の進捗に関する評価及び提言が行われていると伺っておりますが、「転入超過数」と「合計特殊出生率」については、どの様な提言が出されているかお伺いいたします。
③続きまして、人口ビジョンについてお伺いいたします。現人口ビジョンでは、2040年に16万人、2060年に15万人の人口維持を将来人口の目標水準に掲げております。これは、市民の理想とする出生率2.38を2060年に達成し、なおかつ、総合戦略の最終年度である今年度までに、転出超過が激しかった20代から30代の若者世代の転出超過をゼロにすることで達成される推計値であり、非常に高い目標人口であると考えます。人口ビジョンで掲げる将来推計につきましては、ある程度高い目標を掲げる必要があることは十分理解いたしますが、それでも、現状に見合った目標設定が必要ではないかと考えます。今回、人口ビジョンも改定されると伺っておりますが、これまでの実績を踏まえ、新たに設定する目標人口は、どの程度になるかお伺いいたします。
④今回の目標人口は、現人口ビジョンより下方修正されるようですが、見直しに当たり、目標人口の設定条件として、変更しようとしている点についてお伺いいたします。