佐倉市の住宅施策
シティプロモーションとか、定住人口を増やすとか、最近よく耳にしますが、佐倉市で結果を出しているのは都市部です。
根本的には空き家対策です。
令和2年度決算で「近居・同居住替え支援事業補助」は150件、年々増えています。
中古住宅リフォーム支援事業補助は96件、戸建て賃貸住宅家賃補助45件、中古住宅解体新築支援事業補助5件、新婚生活支援事業補助6件。市外からの転入は44世帯135人でした。残念ながら令和3年度は財政難のために今まで50万円だった補助が30万円になってしまいましたが、毎年抽選漏れの方がいらっしゃるため、件数の制限ではなく補助金額を減額してより多くの方に活用してもらうことを選択しました。
そして今年度また新しい補助金を用意しました。
「敷地増しを促進し、ゆとりある良好な住環境の形成を図るため、小規模の宅地に居住している方が隣接地を購入する費用の一部を補助する」というものです。
【補助対象者】
申請者が所有し引き続き1年以上居住している敷地面積135㎡未満の住宅の隣接地を購入する方。
【対象となる物件】
(1) 購入する隣接地は居住する住宅地と2m以上接し、人の往来が可能なものであること
(2) 隣接地を購入することで合計185㎡以上の敷地となること
(3) 立地適正化計画における居住誘導区域にあること
(4) 親族以外から取得した物件であること
【交付の条件】
(1) 購入後、5年間は一体の土地として利用すること
(2) 土地増し後の土地及び空き家について適切に管理すること
(3) 同一世帯に佐倉市税を滞納している世帯員がいないこと
(4)購入費用(取得費)の支払いが完了していないこと
※補助制度の利用をご検討されている方は事前にご相談ください。
購入費用支払い後に補助金を受けることはできません。
【補助金の額】
購入費の10分の1以内(上限額 30万円)
【募集件数】
1件
佐倉市では大規模な宅地分譲は見込めません。
空き家を解消することが結局は現役の子育て世代が家を持つ手助けになるような施策と考えています。