インクルーシブ公園とは
私が初めてインクルーシブ公園を取り上げたのは令和3年6月議会。もう5年も前になりました。
全ての遊具が車椅子でもアクセスしやすい工夫がされているとか
背もたれつきで体を固定できるブランコや
砂場や水遊びがバギーで腰の高さでもできるようになっていたり、
公園の説明表記が知的発達に遅れがある子でも分かりやすいシンプルな絵で表現されている
力のないお子さんが指一本で音が出せるような遊具や
太陽の光が苦手なお子さんのための日陰、
もちろんスペシャルニーズがない子どもたちも挑戦して体を動かせるような場所も用意されている
障害があってもなくても、分け隔てなく遊べる公園
それだけではなく例えば兄弟で、兄は健常で弟がダウン症でずりばいしかできない
でも、2人とも外で遊びたいけれども、ゴムチップが引いてある公園などもなく
結局兄のほうはほったらかしになってしまうなど、俗に言うきょうだい児の悩みを経験しているご家庭は少なくないはず
なので最初から対象となる障害や病児、医療的ケア児など障害福祉課と連携し、ニーズ調査やコミュニケーションを求めてきました。
翌年にはプレーパークのような保護者が既に集っている広場にインクルーシブ遊具の導入を行い、障害や医療的ケアが必要な子どもたち、その保護者も巻き込みながら対話を重ね、誰もが使いやすく楽しめる公園、広場をみんなでつくり上げ、子育てしやすいまちの要因となるよう求めました。
その後もことあるごとにインクルーシブ遊具について取り上げ、今年ようやくインクルーシブデザインに配慮した車椅子利用者の方でも利用できる複合遊具を七井戸公園に設置、乳幼児と保護者などが一緒に利用できる複数人用ブランコをユーカリが丘南公園に設置しました。
早速、見に行ってみたところ車いすでも登れるはずの遊具はスタート地点に段差が。
医ケアちゃんのママにバギーで登れるか確認してもらったところ「大人が後ろから手押しする車いすなら」ということでした。
大人が押すことを前提にしたとしても「車いすに段差」はだめじゃないかと思うんですよね。
当事者家族や福祉部がかかわっていたら段差はインクルーシブのイロハのイですから
結局その家族にとっては坂を上ったり下りたりしかできませんでしたが、周りで遊ぶ子どもたちの声を楽しんでいたそうです。
それもよし。
ですが、佐倉市は老朽化した遊具を建て替える時に、利用者が多い公園はインクルーシブに置き換えるだけで
「みんなが安心して遊べるインクルーシブ公園」を目指しているかと言えば?です。
それでも担当課は予算の確保に頑張ってくれているとは思いながらも
やはり遊具を置くだけでは子育て世代には響かないなと残念です。
東京都小金井市の栗山公園で今年2月、新しく設置されたインクルーシブ遊具がお披露目されました。同市では「みんなの公園プロジェクト」として、2023年度から公園整備のためのアンケートやワークショップを重ねてきました。この日は、これまで取り組みに関わった、障害のある子どもたちも遊びに来ました。千葉市の花島公園もしかり。それに比べて同時期に設置された佐倉市のインクルーシブ遊具にはどんな話題性があったでしょうか。子どもたちにとっても単なる「目新しい遊具」にすぎないのではないか、障害のある子は遊びに来ているのか?
千葉市に視察に行ってまた提案していきたいと思います。


