オンライン授業・不登校・いじめなど

決算審査特別委員会で今回私は副委員長だったので、時間の管理をしなければならず、子育てや教育委員会などについては委員さんたちの質問も多いので、最後に質問する私は本当に聞かなければならない点を厳選して質問しなければならない状況でしたので、11月議会の代表質問でじっくり取り上げようかとおもっていますが、簡単にご報告させていただきます。

①オンライン授業について

 昨年来西志津小学校で先進的に家庭との配信によるオンライン授業に取り組んでいただきました。小3以上のご家庭でWi‐FI環境を確認していると保護者からも伺っていたのでどの程度進んだのか、9月の新学期はまだ緊急事態宣言中だったので、習志野市みたいにオンラインとのハイブリッドを選択できればよかったのにとも思いましたが、佐倉市では9月中に中学校でのオンライン配信授業は可能になるとのことでした。小学校も要望があれば全ての小学校でオンライン授業の準備はあると。教科については確認できなかったので、また後日ご報告します。

②不登校について

 不登校児童生徒の全体数は聞かなかったのですが、令和2年度は小学生の学校復帰率はそれまでの25~33%に比べれば71%と数字的には上昇しているものの、全欠(1年間以上学校に来れていない)児童は7人。保護者の方はさぞ気がかりだろうと思います。月に1回発達障害や不登校の保護者のおしゃべり回をやっているのでぜひ吐き出して欲しいなと思います。

中3になると受験があるので学校復帰率が高くなるのですが、中学生に関しては現状1~2年生が多いようです。全欠の生徒は11人。中学生に関してその理由が知りたい。私の今までの経験値では、担任との相性やクラスの荒れ方などもありますが、発達に起因する学習に対する困難が多いのではないかとも考えます。実際に現在相談進行中だからそう思っちゃうのかも知れませんが、よくある事例でもあります。その子にあった勉強方法はその子の特性によってそれぞれ違い、現状保護者の努力に委ねられているため、克服できないままになってしまうケースも。

③いじめ

 佐倉市の小中学校では基本的に担任だけでトラブルを抱え込まないように週に1回情報交換を実施しているそうです。

ただし、仲間外れや集団による無視(小52・中17)、金品をたかられる(小3・中3)、金品を隠されたり、盗まれたり、壊されたり、捨てられたりする(小35・中13)、嫌なことや恥ずかしいこと、危険なことをされたりさせられたりする(小41・中16)、SNS等での誹謗中傷(小8・中12)など深刻な内容が報告されています。

いじめは教育長が特に力を入れて取り組んでいることは理解しており、なくなることはないとも思っていますが、その「事」だけを収束させても、加害側の家庭環境など、福祉的な支援につなげるなど大局的な課題解決を見据えないと根本的な解決にならないのではないかと思うことがあります。

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