働くママの子育て支援~保育園~
私が広報公聴委員会の副委員長を務めていた令和4年度に市内保育園、幼稚園、認定こども園及び学童保育所を利用されている5,015世帯の保護者の方を対象にアンケート調査を実施しました。そこでいただいたご意見にこつこつと取組んでいます。
令和5年6月議会で早速提案したのが
①保育園のオンライン申請…佐倉市は何かと申請書類が多いとのお声を複数いただきました。他市から転入された方は特にそう感じる ようです。保育園に提出する書類をオンライン化して欲しい。
徳永:行政のデジタル化に伴い、保育園の申請もオンラインでできるようにするべき。
こども支援部長:保育園等の入園申請については、申請手続きに加え、窓口において専門職による児童の問診を実施していることから、保護者の皆様には来庁をお願いしている。マイナンバーカードを活用したぴったりサービスにおける申請システムを整備したので、新年度の入園案内が開始となる10月にはオンライン申請の完全実施ができるよう、申請制度の改正事務を進めていく。
令和6年2月議会でも確認
徳永:保育園等におけるオンライン申請は、2024年度の入園案内が開始となる10月に実施となる予定でしたが、完全実施できたか。
こども支援部長:予定どおり10月から完全実施をした。窓口における入園申請も可能で、選択肢が増えたことにより保護者の利便性が向上した。
②一時預かり事業の受入れ枠拡大…出産や治療のためなど本当に困っている時に助けてもらえなかったという悲痛な声には早急に対応しなければなりません。
徳永:困ったときに手を差し伸べてくれる一時保育の拡充についてです。現在一時保育を実施しているのは何園あるか。
こども支援部長:令和5年度は公立園が5園、民間園8園の合計13園で実施している。
徳永:出産や産科受診、抗がん剤治療やお葬式など、本当に困ったときに結局お子さんを預けることができなかった方、実家や頼れる人がいない、このような方に寄り添ってこその子育て支援です。今後の認定こども園や認可保育園での一時保育の拡充を進めるべき。
こども支援部長:既に実施している園の受入れ枠拡大を進めるとともに、令和6年度には新たに2園で事業を開始できるよう事務を進めていく。
③兄弟姉妹別園の解消…家の近くの保育園に入園できない。きょうだいそろって同じ園に入園できない。待機児童ゼロと聞いて転入したのに空いている保育園は遠方で待機児童でカウントされないのは実態隠しでは?
令和5年6月一般質問
徳永:本当の意味での待機児童の解消について伺います。例えば空いている保育園が遠方のため入園できないという理由は待機児童にカウントされませんが、市内全体の定員数で考えず、実態に合った入園ができなければ、せっかく待機児童ゼロと聞いて転入してきた方は失望します。保育ステーションがあるわけではないので、きょうだいで別の保育園に預けに行くのは、負担以外の何物でもない。
こども支援部長:特定の園を希望する保護者が増加するなど、希望園の二極化が進んでおり、結果として希望する園に入園できない方が一定程度残る状態となっている。議員ご指摘のとおり、このうち兄弟別園となる方についてはその負担が大きくなることから、兄弟別園の解消に向け、令和5年4月に入園選考における指数制度を改正する。本改正の効果により、徐々にきょうだい別園世帯は減少してくるものと考えている。
**兄弟姉妹別園の解消については毎年確認していますが、きょうだいが保育施設に在籍している児童の点数を相対的にあげているため、入園及び転園しやすくなっているものの、転園の空き枠がない場合など、効果が発揮されづらい状況もあり、なかなか改善されていません。きょうだい別園の世帯数はR5.3月末で世帯数32、R6.3月末で世帯数40となっています。
**休日保育の導入は保育園側の運営体制の整備がいまだ難しく実施できていません。令和7年度以降は、少子化の影響が顕在化し、定員割れを防ぐためにも、きめ細やかにニーズに応えていくべきではないかと考えます。
**同時に入園していないと適用されない保育料軽減措置の拡充については質問ではなく直接市長への予算要望を提出しました。