医療的ケア児
私のライフワークのひとつに医療的ケア児への支援があります。ようやく2023年度から学校看護師を配置し、医療的ケアがない時間は支援員として勤務し、看護師の短時間勤務の課題解決を期待しましたが、他の自治体と同様に人材確保は簡単ではないようです。
今年度令和7年度は医療的ケアが必要なのは中学生2名と小学生1名。市の看護師は6名から3名となり、代わりに訪問看護事業所に導尿の時のみ学校に来ていただく体制になりました。
保育園では令和6年度は3人の医ケアちゃんをお預かりしていましたが、医療的ケア児に対しても一時保育が利用できるようにしていく必要があります。現時点で受入れについての相談はないようですが、需要がないのか、そもそも医療的ケア児が一時保育を利用できると思わないのかわかりませんが、現状は看護師の配置や保育体制、部屋の整備など、課題が多い状況ではあるが、こども支援部でも検討課題という認識はあるため、これからも体制整備は進めていきたいと思います。
医療的ケア児ちゃんのご家庭に対する必要な支援として「レスパイト」「ショートステイ」も大切です。佐倉市の方だと千葉リハビリテーションセンター愛育園や四街道市の国立病院機構下志津病院のショートステイを利用されていると思います。
令和6年2月の副支部長の答弁では「医療型ショートステイの施設数は全国的に不足しており、地域で安心して利用できる医療型ショートステイの設置についての必要性は認識しております。市における医療型ショートステイの施設整備に係る予算化につきましては、現在国が進める医療型ショートステイの増設に係る補助制度を活用することが想定されます。本制度の活用は、事業者の整備方針が市や県の整備方針に沿っていることや、整備の実情などを勘案して総合的に判断されるものでございます。今後も社会福祉法人などから施設整備の相談があった場合には、効果などを見極め、補助制度の活用を検討してまいります」との事でしたが、市内の小規模施設では採算が見合いませんよね。小児医療を診る総合病院では受け入れていただけないものでしょうか。