コロナに関する一般質問(情報提供について)

昨日一般質問の議事録があがってきたので、今日は会派室で議会便りの原稿と、配布用の議会報告原稿にとりかかっていますが、限られたスペースのためHPで全項目掲載したいと思います。

 

【徳永】 令和2年3月13日、新型コロナウイルス感染症の発生及びその蔓延 により、国民の生命及び健康に重大な影響を 与えることが懸念される状況に鑑み、新型コロナウイルス 感染症を新型インフルエンザ等対策特別措置法に規定する新型インフル エンザ等とみなし、同法に基づ く措置を実施する必要があることから、新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部を改正する法律が 国会で成立し、公布されました。さらに、急速な感染者の増加が確認されたことから、4月7日、緊急 事態宣言が発出され、佐倉市においては佐倉市新型インフルエンザ等対策行動計画に基づき、佐倉市新 型コロナウイルス感染症対策本部が設置されました。5月25日に緊急事態宣言が解除されましたが、新 型コロナウイルス感染症への対応は長期化が予想される中、今後の情報提供の在り方について市長のお考えをうかがう。

【西田市長】 市では、これまで広報紙、ホームページ、災害ツイッターなどのSNS、ヤフー災害情報やメール配信サービス、防災行政無線、青色防犯パトロール車による巡回など、様々な方法で情報発信を行い、市民の方々に新型コロナウイルス感染症対策へのご協力をお願いするとともに、皆さんの安心、安全な生活の確保に努めてまいりました。非常事態宣言は解除されましたが、新型コロナウイルス感染症の終息には長期間を要すると考えております。新型コロナウイルス感染症により生活や経済に様々な変化が生じ、先の見えない不安、ストレスからドメスティックバイオレンスや児童虐待、鬱病の発症が増加しているという報道もございます。今後とも医療や支援など新型コロナウイルスに関わる行政情報を適切に発信していくとともに、先頃立ち上げた特設サイト、ほっとすまいる佐倉などを活用し、感染症対策が長期化する中で将来に希望が持てるような情報も併せて発信してまいりたい。

http://www.city.sakura.lg.jp/sakura/smile/

 

【徳永】 5月1日には新型コロナウイルスに関する問合せに24時間自動で回答できる 多言語AIチャットボットによる情報提供を開始しました。ホームページも様々な言語で翻訳されてい ますが、市内には中国、フィリピン、アフガニスタンをはじめ、64か国の方による住民登録があると伺 っております。対応言語についてはある程度充足しているのか。 また、外国人の方が困っていらっしゃることも当然あると思うのですが、対応については国際交流基とどのような情報共有などされているのか。

【企画政策部長】 ホームページの翻訳システムについては、現在英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル 語の5か国語に対応しております。佐倉市の外国人住民は5月末現在3,766人で、国籍は64か国にわたりますので、現在対応の言語ではホームページの内容が理解できない場合も考えられます。そのため、易 しい日本語を使うなど情報伝達方法を工夫しております。加えて、ホームページの大幅リニューアルに際しまして対応言語を増やすことを検討してまいります。 また、国際交流基金では、感染拡大防止のためやむなく幾つかの事業を中止した中、相談窓口は継続し、日本語理解が困難な外国人の方の相談に応じていただきました。

【徳永】 このチャットボットは、外国人対応だけではなくて災害時において電話対応に人手が割かれる事態を緩和し、職員の初動対応を高めるためにも非常に有効です。今後危機管理室による継続的な導入も検討して欲しい。

 

【徳永】次に、4月17日に西田市長をはじめ印旛郡市9市町の首長連名により、感染経路や濃厚接触者人数、 感染者が発生した施設や状況、感染者に対する医療体制の現状や今後の見込みなどについて情報提供 求める緊急要望書を提出されたが、その後の状況について。

【西田市長】 緊急要望書の内容は、新型コロナウイルス感染防止のために感染者に関する詳細な情報提供について、地元医師会等への情報提供について、感染者のための医療体制についての3点を要望いたしました。現在緊急要望の内容は、千葉県においてご検討いただいてい るところでございます。今後とも佐倉市といたしましては、印旛郡市9市町と一致団結して感染防止のためにできることを行うとともに、引き続き千葉県に対し要望していく。

【徳永】 感染者に関する情報が出ると臆測やうわさ、またクラスターが発生した施設には誹謗中傷の電話がかかってきたと伺いました。佐倉市として差別や偏見、誹謗中傷や風評被害、人権侵害が発生しないよう、啓発と配慮をお願いしたいと思います。特に学校再開後に児童生徒からもしも感染者が出た場合の配慮については、くれぐれも手厚いご配慮をお願いしたい。