保育園での医療的ケア児の受け入れ

 現在佐倉市の公立保育園では、医療的ケアが必要な園児1名を受け入れており、会計年度任用職員の看護師2名を当該保育園に配置しています。看護師の確保は大きな課題であり、佐倉市では保健師の募集をかけても応募がないような状況であったため、市の広報だけでなく、民間の媒体も使って募集するよう求めました。

 その後、保育園での看護師の業務は医療的ケア児への支援にとどまらず、広く園全体の園児の健康管理も担っているため、地域新聞に看護師の求人と併せ、その業務内容を記事として掲載。今後はこれまでの募集方法と併せ、千葉県看護協会のナースセンターの活用などを検討しています。

 保護者が日常行っているケアでも看護師や保育士にとってはリスクを感じる反面、やりがいを感じられないという声もあるようです。人材の確保にはどの自治体も大変ご苦労されていると思います。子育て中の潜在看護師などが本格復帰前に保育園で医療的ケアに携わり、後に職員へと移行できるといったようなキャリア形成の仕組みなども考えていく必要があるのではないかと思っています。