佐倉市の財政について

地方統一選挙前の令和5年度一般会計の当初は518億3,000万円。これを骨格予算といいます。

そのうち給料などを含む経常的経費は443億円、臨時的経費(令和5年度の政策的経費含む)が75億円。

改選後の肉付け予算は市長公約などを含めて8億5,000万円。当初とあわせて約83億円になり、そのうちの市が自由に使える一般財源は半分の40億くらいでしょう。

とは言っても継続事業も多く、今回新たに高校生までの医療費助成が可決され、11月から高校生も200円で診療を受けられることになりましたが、新しい事を始めるにはスクラップ&ビルドを大胆に実行する必要があると私は提案し続けています。

個人市民税は110億3,000万円、法人市民税は12億、固定資産税は94億円、市税収入は全体で約239億円を見込んでいます。

市税収入は歳入全体の46.9%、この3年ほどで佐倉市の人口は3,000人ほど激減していますから、予算ベースで歳入全体に占める市税の割合も減少しています。危機感持たないとだめじゃないですかね。

北九州市では、行財政改革に向けて市の財政状況などを点検する「官民合同チーム」を発足しました。新市長の公約でもあり、改革によって財源を生み出し、子育て支援など将来への投資を進める進めていくそうです。同感です。行財政改革の取り組みを、市政運営そのものの改革につなげるため、「市政変革の基本方針(たたき台)」を公表。(1)「予算事務事業の棚卸し」、(2)「主要政策の経営分析」、(3)「組織体制(ガバナンスメカニズム)の導入」──の3つのステップで市政変革を進めていく計画となっています。

まだ始まったばかりなので、来年あたり視察に行って詳しくお話をうかがいたいです。