ルームさくらの拡充とフリースクール
●ルームさくら臼井教室
学校に足と気持ちが向かない児童生徒の通いの場として、市教委が西志津ふれあいセンターと佐倉ミレニアムセンターで開設しているルームさくらがあります。以前は適応指導教室と言う名称でした。ほとんどの自治体で実施されている事業です。
不登校児童生徒の増加に伴い、ルームさくらの拡充についても市長に予算要求の提案を行い、令和6年11月議会の一般質問でも取り上げました。子どもたちの来やすさを考えると臼井公民館がいいと思っていたのですが、他の2つがコミュティセンターを利用しているからか、拡充は実現したものの、場所は千代田・染井野ふれあいセンターになりました。
令和7年5月のGW明けくらいから開設されると思います。
●フリースクールへの公的支援
平成30年11月議会議員発議…不登校の児童生徒の学びの場となるフリースクール等に対する公的支援を求める意見書を提出し、佐倉市議会において可決
令和5年6月議会代表質問…こどもの居場所空き家バンクの提案
徳永:地域貢献活用支援事業とは別で、例えば子どもの居場所空き家バンクと 謳って、子どもたちの居場所づくりのために、無償または格安で空き家を提供していただける方を呼びかけるといったことはできるのではないかと思います。
先ほどネットワーク化についてお尋ねしましたけれども、学習支援と子ども食堂の一体化、プレーパークと子ども食堂との連携などが生まれつつあります。また、子ども食堂をはじめ保護者の間でも、フリースクールのような日中から学校に行きにくい子どもたちの居場所を求める声が強くなってきているのを感じます。そのため、各団体で場所の確保をするのではなくて、複数の団体で一緒に居場所づくりを行うことも要望として上がってきているのです。このような居場所づくりは、佐倉市としても先進事例となり、子育て世代に注目されるのではないかと私は考えます。そのためにも場所の確保、都市部とこども支援部、その他関係部署が連携して形にしていく必要があります。
また、予算措置については、市の予算だけで賄うことを考えるのではなくて、ある意味では地元の企業等が寄附という形で関わっていくのも、子どもたちの支援に携わる裾野を広げる意味では、むしろ市の役割としては、例えば寄附の仕組みを考える、そういったことが市の役割ではないか。
**行政が絡むと、提供空き家が耐震化できているかどうか、空き家であってもその課題がクリアできていないと行政が仲介できない難しさがあります。こどもの居場所のためならと提供してくださる家主さん、いらっしゃるんじゃないかと思うんですけどね。
令和6年2月議会一般質問…空家等の地域貢献活用支援事業について
都市部長:空家等の地域貢献活用支援事業につきましては令和2年度から開始し、これまで家賃補助方法の変更や事業期間の緩和、申請期間の延長等、利用者にとって使いやすい制度となるよう見直しを行ってまいりましたが、毎年ご相談はいただいているものの、申請実績はございません。そのため、令和5年8月に市内で子ども食堂や学習支援などを運営する団体の方々の会合において当事業の説明を行い、広く活用をお願いしたところでございます。ご相談を受ける中で、活用できる空き家を見つけることがどうしても難しいとの声が多かったことから、住宅課職員が空き家探しをサポートすることといたしました。今後とも空き家バンク等で活用可能な空き家の掘り起こしを行うとともに、利用を希望している団体への情報提供に努めてまいります。
**NPO団体や市民活動団体の一番の課題は「場所」の確保です。特に「居場所づくり」となると公共施設はそぐいません。この制度を何とか活用しやすい形にできないかと、私は頻繁にこの事業を取り上げて担当課と協議しています。