令和2~6年度千葉県子どもの貧困対策推進計画

まず施策横断的な方針として以下の3つが挙げられています。

  1. 親の妊娠・出産期から子どもの社会的自立までの切れ目のない支援
  2. 支援が届かない、又は届きにくい子ども・家庭への支援
  3. 地方公共団体による取組の充実

特に目新しいものはありません。

行政側が用意している施策は一見連続性があるように見えますが、ぶつ切りの物を横軸に並べているだけで途切れています。

その最たるものが幼児期から就学時の移行時期、つまり市長部局の子ども支援から教育委員会への移行時期ですね。

そして義務教育終了後から高校進学した生徒でも市教委から県教委に代わります。

相談先として、保健師→幼保の先生→小中学校の先生→高校は義務教育ではないので中退も止めることはできません。

でも中退するという事は問題があるということです。

地域資源と繋がっていないまま中退すれば支援の情報からは遠ざかってしまいますね。

これからは「事業」の視点ではなく「支援者」の継続性という視点で切れ目のないサポートを考えていく必要があるのではないでしょうか。

心を開いて積み重なった問題を解きほどいていくためには自分の事を理解してくれると思える良好な人間関係が必要です。

 今まで支援の網から漏れている、また受けられる制度の要件を満たしているのに支援が届いていない家庭を見落とさないためには、逆にこども支援部、健康推進部、福祉部、教育委員会などが保有している子どもの情報をデータベース化して一元管理すれば、新たな救済につながるのではないかと思うが、自治体レベルでは所属ごとに保有する個人情報の外部提供については、本人同意を原則とするなど情報提供に一定の制限があることから、現状においては課題があります。

 そのため国のほうで子どもの貧困等の対策として検討を進めている関連情報の一元化と市町村間の情報共有について早急に進めていかなければなりません。

そしてマイナンバーの活用です。

マイナンバーの個人情報は支援のために活用するものです。

プッシュ型で個人にあった情報を必ず届ける仕組みを作るべきです。子ども自身に対してもです。

必要なのに支援を拒む方もいらっしゃいますよね。そこは人的なアウトリーチが必要です。

また、小中学生には必ず民間のサードプレイスを地域に作ること。

学習支援、子ども食堂、プレイパーク、こどものための活動をしているNPOなど。高校には居場所カフェ。SSWがいるといいですね。

小学校区を基本に歩いて行ける範囲に居場所を作る。高齢者の居場所づくりと合同でもいいでしょう。

週1回自治会館を中高生に開放するよ!的なことでもいいと思います。

中高生が来てくれたら、その子たちが居心地のいい場所にしていけばいい。

ピアニカや算数セットは基本的に学校備品に。SSWは中学校区に1人。国の予算が必要です。