学校給食への無農薬食材導入・新規就農支援と有機食材の拡充による食の安全① 有機農業区域の指定について
学校給食に無農薬食材を導入することに関しては、私が議員になった2015年の2回めの一般質問から取り上げています。佐倉市の老舗の有機農家さんのところへ農政課と足を運んだり、学校給食に有機食材を導入している先進事例として愛媛県の今治市に視察にも行きました。ただ、以前の佐倉市政があまりこども関係の施策に熱心ではなく、時期をうかがっておりました。
令和3年5月に農林水産省からみどりの食料システム戦略が示され、令和3年度補正予算からみどりの食料システム戦略推進交付で、2025年までに100市町村で「オーガニックビレッジ」が創出されることになりました。そこで令和4年度の予算要求にかかる要望として、西田市長に直接「学校給食の無農薬化」を提案しました。
すぐにトップダウンで農政課がオーガニックビレッジへの申請手続きを行い、令和4年度から3年間の試行期間が始まり、今年度末には計画書を提出することになります。現在モデル校として学校給食に有機食材が導入されているのは弥冨小学校と和田小学校の2校。この2校は小規模特認校なので、その特徴としてオーガニック給食を謳うつもりなのかも知れませんが、私が求めているのはそうではありません。慣行農業と共存してくために有機農業の地区を指定するのは賛成です。現在先行事例のある弥冨地区が候補に挙がっているそうですが、それに加えて坂戸地区、さらに他の地区にも有機農業区域がなければオーガニック給食が広まることはありません。生谷、小竹、中志津にもその区域を指定することではじめて佐倉市の学校給食への有機食材の導入の可能性がみえてくるのだと思います。