行政改革③公共施設の在り方、市民プール、ミレニアムセンター、公共施設の非保有手法について考える
6月議会でも公共施設の在り方について質問しました。公共施設の再配置に係る方針について素案を作成する予定となっていますが、公開の有無や素案完成前の市民への意見聴取などをどうするのか。
今後公共施設の再配置で20%の面積を削減し、維持費や人件費の削減を行います。主に複合化をしていくのだと認識していますが、もしかしたら廃止や売却もあるかも知れません。それが自分の地域の施設が再配置の対象になったら、どうでしょう。やっぱり意見は述べたくなりますよね。
今後審議会を設置して議論していくことになりますが、公共施設の再配置方針が完成した後では意見は非常に通りにくくなってしまうため、審議会の公開や市民への意見聴取を何度も確認しているのです。私も審議会の傍聴をして都度つど質問していくつもりです。
審議会の審議を経て、行政案を公表した後に、議員を含め、多くの市民の方の考えが方針に反映できるよう、行政案をもとにしたワークショップや意見交換会などを実施して、最終的な案を固めると答弁しています。総論賛成各論反対では困りますが、最終的な行政案に対してはおそらく反対に近い意見が多くなるのが相場です。ワークショップをやるなら審議会ごとに行い、その都度市民の意見を審議会に報告し、さらにその市民の意見も含めて審議を行うという事を繰り返していくというのはどうでしょうか。結論に対して誰もが100%賛成するのは無理だと思いますが、その過程に納得することはできるのではないでしょうか。
学校プールは築 40 年以上の学校が8 校、30 年以上の学校と合わせると 27 校となり、あわせて、岩名と上座の市民プールも築 40年くらいになるのではないかと思います。そのため市民プールは通年利用できる温水プールとし、学校プールは民間委託と市民プールを活用することを提案しています。さらに屋内にすることで、例えば簡単なマシンジムなども併設すると、市民の健康増進にもつながります。そして老若男女、子どもから高齢者まで利用できる施設になると思います。
内閣府でも公共施設の非保有手法に関する調査検討が 3 年ほど前に行われています。地方公共団体等が公共施設を最後まで保有せず、公共サービスを提供する公共施設の非保有手法が有効な手法の一つと考えられています。
既存の公共施設を民間に売却し、民間が施設を改修改築後、公共とリース契約を締結するセールアンドリースバック方式
市内のコミュニティセンターは、利用率を考えたときに、駅近で立地のミレニアムセンターは企業に売却して、市とリース契約を結ぶほうがコスト削減と駅周辺の活性化につながるのではないかという選択肢もあるのかと思います。ミレニアムセンターが施設改修のタイミングということで、優先的に考えられているそうですが、駅前の施設が、例えば子育て世代でにぎわい、佐倉市の子育て支援の象徴としての役割を果たし、定住促進につなげて歳入増を図る、そういったことまで考えて欲しいんですよね。